トップページ  さとう秀徳プロフィール  研修 「進む発想 実践セミナー」 

   

 
ひねのり流
 快想川柳  

   

 


川柳はアイデアや創造の一つです。新しい気づきがあったとき、句にする

と川柳が生まれます。
川柳は着眼力や発想力を鍛えるのにぴったりです。
 

ひねのりの掲載句をご紹介します。ひねのりはさとう秀徳(ひでのり)を

もじった柳名です。「句をひねる」、あるいは「ひねくれる」という創造

的(?)意味も含んでいます。下はゆるキャラの「
ひねちゃん」です

       
 
毎日新聞「仲畑流万能川柳 ひねのりの掲載句  選者・仲畑貴志氏

【掲載ランキングで2003年に全国2位など常連】  これまで約700句掲載されています。 
 
掲載句の中からお気に入りの15句は次の通りです。

勝てません面白がってやる人に
後ろからワッとやりたいお巡りさん
生き方にお手本なんてあるもんか
運のない人にふられた運のよさ
飽きぬよう水も空気も味がない

食べたことない人だけが買っていき
性格をピタリと当てる下足番
今ここを生きる以外にないだろう
百円で買った古本座右の書
嫌なこと楽しいことに変える知恵

200円得した妻のデカイ声
 
裸にはどんなオシャレも敵わない
 
「寒いね」と声を掛けあう温かさ
 
ひっそりと咲いてる野草なんてない
 
少しでも楽しくやった人の勝ち


                                 ◎…秀逸句

 2024年 

 神社にも監視カメラがあるんだね NEW 

 生死を分けるたった1秒

 川柳で意外な自分見つけ出し

 石破さん10年前に句にしてた 900点

 着席しスマホ10分見て仕事

 そのうちにきっといいことありません

 謙虚さを失いやがて支持が減る

 5年経つ自分の句とは思えない 

 7歳児おつり数える懸命さ 

 共感し手紙書きたい句があるね

 ハシャギ方知ってようやく芸能人

 学級会ていどの質疑する議員

 家を建て表札つける父の顔

 歯ブラシでわかるホテルのステータス

 人生の価値は気づきにありますね
 
  何の店?そんな店名よくあるね

 「もう一度言う」を何度も言っている

 手伝うとこれが意外と面白い 

 お互いに欠点みとめ出る笑顔

 子どもってなんであんなに動くんだ

 半島と思えぬ広さ紀伊半島

 キャリアより年季の方が合うオヤジ
 

 何よりもつらいねハガキ代アップ

 無駄がないなんと味気のないことよ

 平穏のありがたさ知る児の寝顔

◎ホッチキス10年前の針使う

 要りません自慢をしてる年賀状

  2023年  
 平均に大した意味はありません
 
◎幸せな人の話はすぐ飽きる

 
◎ヒットよりエラーで決まる草野球

 
 子どもたちハシャギ回ってこれ平和
 
 助かるねコンビニという冷蔵庫
 
 気がつくとなんと老後になっていた

 千代田区にだって貧しい人はいる

 流行るかな「万柳音頭」なんて歌

 
いつでも行ける結局行かぬ 

 玄関に猛妻注意の貼り紙が

 一番の薬はママのおまじない


 
 2022年 


 乗り換えが複雑でイヤ大手町

 それぞれに理由があって終電に

 寝るまでに十句生まれた佳き日かな

 載った句を切り抜くときの気持ちよさ

 句ができぬ歳のせいにはしたくない

 幸せは比較できないからイイね

 ゲンコツにどうして息をかけるのか

  自転車のパンク直せるのが自慢

 見たままに表わすことの難しさ

 納豆を食べてマスクをした不覚

 選挙権ない子のために投票す

 居てもいい取締役係長
 
 これという味がないのにうまい水

 人生は今ここにしかないんだね

 
 タレントのスリーサイズはいつのもの

 ガニ股で困ったことがいまだない

 戦争がないまま古希になった幸

 知恵の花不便の土によく育つ

 幅広くニュース知るには紙面だね
 
 体温の1度の差って大きいね

 
 2021年   
 生活も性格も出る万柳欄
 
 一番のタカラ子から孫になり

 誰見るの?そんな番組増えてきた

 ワクチンで知った日本の企業力 

◎生き方にお手本なんてあるもんか

 今一番楽しいという80歳

 芋掘りでわかるその子のキャラクター

 ああここもついに閉店寂しいね

 その昔ダンパで会った妻とオレ

 サラ金のティッシュ配りに無視をされ

 毎日が少し楽しくなる万柳

 カタカナ語増えすぎ作句しにくいね

 コンビニはゲリラ豪雨のとき便利

 電車内オレだけ作句みなスマホ

 辛いことあると笑顔の孫想う

体温の1度の差って大きいね
 
 2020年


 勝てません面白がってやる人に

 理屈より気持ちを詠むといいみたい

 同窓会給料ちょっと高く言う

 怒るよりはるかに怖いうす笑い

 心配は欲が生み出すものですね

 役に立つ喜び知った七歳児 

 こんなのが秀逸かアッ俺の句だ

 病院は2時間待たせても平気

 マジシャンは客の驚く顔でもつ

 よく見るとどなたの顔も変な顔

みな小事孫の病気に較べれば

 少しだけ見方を変えて道ひらけ

 コロナ禍で今を愉しむことを知る

 爺ちゃんはポチに引かれて散歩する
 
 いい句だと載って初めて気づきます

 うつるってことがこんなに恐いとは

 電車内セキして皆に睨まれる


 東大を出たから幸せでもないね

 今やもう月光仮面はおじいさん

 楯をつく代わりに黙るワザ覚え

 笑ったら寒さが少し和らいだ

 最大の敵は自分の思い込み

 2019年 
 変ですかオリンピックに興味なし

 批判するだけじゃダメだね変えなくちゃ

 あおりって歩いていてもありますね

 世の中は良くなるものと思ってた

 待っているときには来ない孫とバス


 手を挙げて赤信号を渡るジイ

 財布よりスマホ大事になってきた  

 聞くのではなかった暇な店員に

 政治から革新消えて久しいね

 一番の強敵それは歳だった 

 技術系だけど川柳うまい人

 掲載と孫の訪問当てにせぬ

 案外と知らないものだ隣町

 生活を言葉
にすると句ができる

 秀逸になりそうな句だけ出してるが

 作句者と選者がそろい佳句生まれ

 たまんねえ載ってるときのドキリ感

 句を詠んでボケていないか確かめる

 空いていてしかも美味しい店がいい

 サイコーを連発するのサイテーだ
 
 運命と受け入れられぬ子の病気
 
 ジイ自慢 席譲られたことがない


 強運会変わった人に会うチャンス

 お婆ちゃんミニスカートが捨てられぬ

 山手線ビルばっかりで山はない

 ボロクソに総理をけなし何もせず

 自動車も電子産業仲間入り

◎爺ちゃんは今も背広を着て出かけ


◎幸せか聞かれAI黙り込む

 較べないことが育児の秘訣です 


 2018年


 増税も孫のためなら良しとする

 アガリ症歳を取っても治らない

 その街の歴史を知ると旅楽し

 恐かった父が今ではボケている

 変な人どこでもいるねボクもそう

 あの人も孫の句を出す歳となり

 会議中メモっているのは句とダジャレ

 万柳でいろんな見方学んでる

 さまざまな人生乗せた夜行バス

 首都圏の駅の風景よく似てる

 見出しだけ見てもわからぬ記事が増え

 良しとする万柳あるし孫もいる

 ときどきは昭和に会いに路地通る

 捨てたあとやっとわかった使い道

 な〜るほどそんな句が載る万柳欄

 定年後やること増えた人もいる

 コタツを置くとみんな集まる

 台風が来てもミサイルよりマシだ

 おいしいねウンそうだねと食べる幸

 あれば買う毎年使えるカレンダー

 片足で靴下はけた達成感

 もう今は誰も言わないマニフェスト

 病気でも元気過ぎても困る妻

 潰れたら困るから買う近い店


  2017年   
 もう一つあると安心するメガネ

 川柳にほしい落語のアホらしさ

 ファーストにぼちぼち飽きてきた都民

 平凡な人生なんてないだろう

 年をとっても吉永小百合

 勿体ない続けていたらこのお腹

 結局は番宣だったインタビュー

 大将のおごりで一度飲みたいな

 気が晴れた顔を洗っただけなのに

 ファインプレー選手の母のハシャギよう

 一人では子もスマイルも生まれない

 威張る人出るとチャンネルすぐ変える
 
 勢いで始め惰性で続けてる

 「久しぶり」後が続かず「じゃあまたね」

 人間はこんなものかと見る事件

 ところでさ前の総理は誰だっけ

 句はできる国語の点数悪くても

 言えますか千円札の裏の絵を

 好位置に賽銭箱を置く神社

 謝れば済むのに言い訳長い人

 ひっくりこけても前に進もう(100点招待席7回目)

 常連の本業聞いてビックリす

 代議士がバカなら選んだ方もバカ

 キムタクもいつしかオヤジなんだねえ

 清書して下書き破る気持ちよさ

 会社では言えないことを投句する

 孫を抱くジイジの顔も撮ってあげ

 無心ほど強いものなし赤ん坊

 悪いことしていないのに句ができぬ

 薬局が見えた病院近そうだ

 手先より頭が器用でないのかも

 ケチよりもケチな感じのケチくさい

 掲載のコツは投句をやめぬこと

 贈呈でもらった本は手をやくね

 ジルバなる掃除機いずれ出てきそう

 「将来は明るい」もはや死語になり

 1円玉使い終わるとスッとする

 災いは人も地域も選ばない

 童謡を聴いてるうちに怒り消え

 オタクっていうが学者はみんなそう

  2016年
 

 あの頃は線路に便を落としてた

 宣伝が大袈裟すぎて買う気失せ

 肩幅は広く肩身が狭い俺

 赤ん坊なりに都合があって泣く

 とりあえずトイレに行こうそうしよう

 並ぶひと3人いるとあきらめる

 オレよりもスマホが頼り今の妻

 ウィンドウズ更新しなきゃよかったな

 ヤなことが続き無心に草を取る

 イチローを褒めていないで仕事しな

 三食があまり変わらぬ独り者

 バカとしか思えぬ連呼する候補

 知事もだが前に都民が変わらんと

 オレの句を見たらメールをくれ息子

 20年ぶりに百円玉拾う

 爺ちゃんも子どもニュースをよく見てる

 まるのは1円玉とレジ袋

 画面より紙面がいいね万柳欄

 病院が活気づいても困るよね

 幸不幸どこに視点を置くかだね

 歳をとり美味いものから食べはじめ

 名物も意外と美味いことがある

 本当の自動車になる日が近い

 バス停に誰もいないとチト不安

一番の迷惑メール社長から (月間賞)

 県民性なんてそんなのないだろう

 成功の真の秘訣は明かさない

 つぶやきがボヤキに変わり没になり

 ホリエモンあれから10年早いねえ

 「もう歳だ」十年前も言っていた

 手のシワを見ると他人の手のようだ

 遺言にクイズを書いたお爺ちゃん

 バラマキが目立つ選挙が近いのね

 アイデアは寄り道してるとき出合う

 爺ちゃんの座右の銘はまずトイレ

   2015年
 雑草に近い言い方だね庶民

 ブランドが似合わぬ妻でホッとする

 正式な病名がつきホッとする

 妻を詠むイメージですと付けて出す

 8歳の孫にたいてい言い負ける

 ゴキブリの真似は意外と難しい

 EV車すうーっと近づく不気味さよ

 二回読みようやくわかる記事が増え

 便利さがいつしか人を弱くする

 後学のためとおっしゃる90

 自社製品買わない理由わかる気が

 液晶を手放すシャープ世は移る

 小保方さんそのうち真意聞かせてね

 老の字のついた催し避けるオレ

 ひねのりを商標登録してみたい

 雲を撮るこれが意外とおもしろい

 悪口を書いたら売れる週刊誌

 ゴキブリの立場にたって考える

 ちなみにを連発してる博識者

 方程式いまだ使ったことがない

 ママチャリはダンプカーより気を遣う

 万柳に向いた顔だとよく言われ

 ママチャリの勇ましさには恐れ入る

 これからが本番なんです60歳 (掲載500句目)

 花の色いろいろあるが葉は緑

 横槍という表現の的確さ

 ぶらり旅ここが久喜かと降りてみる

 口数と句数の多さ比例せず

 半分は運だと思うノーベル賞

 比較する相手を変えて息をつく

 常識というよりただの思い込み

 たまにはいいかそれがよくない

 修行だね人を信じて待つことは

 図書館でスマホばかりを見てる人

 心配は来てから心配することに

 貧乏が体に出ない妻である

 人生の花の咲く時期いろいろだ

 身についた肉は重たく感じない

 風呂の湯がザアーとこぼれる至福かな

 適量を患部に塗るってどのくらい

 会員が増えると減るね参加率

   2014年
 回り道した人だけにわかること

 地球儀をクルクル回し悩み飛び

 販促の本が全然売れてない 

 長ぐつをブーツと言って履く娘

 報道をどこまで信じたらいいか

 小沢さん選挙のときにチョイ見るね

 石破さんアップになると孫が泣く

 サザエさん今や昭和の時代劇

人生を横たえたよに眠る爺

 もう何も言うことはない孫元気

 サービスをするのは店が暇だから

 ネットより紙面の記事が読みやすい

 現場にて無意味に走るレポーター

 武勇伝2度目までなら聞きましょう

 真の敵おのれの中の焦燥心

 あっそうか今が一番大事だね

 盆踊り笠を付けるとみな美人

 渋滞の先頭車のよな老議員

 貧乏力鍛えなくてもやがて付く

 自慢げにペンだこ見せた頃もあり

 百円の差が大きいね昼食代

 寄り道が多い人ほど句ができる

 何であれ逆の見方ができますね

 ネットより紙面の方が載った気に

 エッチって変態じゃなく普通だよ

 なつメロの基準は人により違う

 幸せな人をうらやむ不幸せ

 作句より入選法に力入れ

 暇そうな店員見てるヒマなボク


 アンケート一つホントを書いておく

 もう何もいらない孫の笑顔あり

一番のムダはクヨクヨ悩むこと

 日本語のような英語のような歌

 馴染みないキーを押したらパニックに

 万柳のレジェンド目指し今日も出す

 次の日にバーゲンチョコをもらっても

 目標が決まり息子の目に力

 髪の毛があってもなくても冬は来る

 あれこれと卒業したが酒だけは

   2013年
 母と娘の口論そばで父オロオロ

 音なしで見ると指揮者は猿踊り

 新しい本を読むたび意見変え

 マッチ棒知らないなんてキミ何歳?

 1円の値上がり句にし元を取る

 仲畑さん支持政党がないみたい

 お手本の真似をしてたら進歩せず

 気まぐれといっても天気ほどじゃない

 句をひねるだからひねのりなんですが

 もう誰も39度じゃ驚かぬ

 ドア閉める音ですべてが察しつき

 論理的だけどちっともわからない

 心配の種に水やるおかあさん

 選挙だけがんばる人を見極める

 わが家にはFAXがあるスゴイだろ

 この候補2ヶ月後には何してる

 酒の栓開けたつもりが愚痴の栓

 財布より句のメモほしく届け出る

 盆踊りうちわ一つで様になり

 お婆ちゃん席取るときの猛ダッシュ

 繕った服を着た人見なくなり

 色と味ないので飽きぬ水・空気

 つまらないそういう君がつまらない

 日本人DNAに五七五

 有名になるほど名刺シンプルに

 選べたらどんな自分を選ぶだろ

 商店街スーパー一つにしてやられ

 よりよくと思う心が知恵を生む

 教育委できない理由ばかり言う

 孫の世話 昔の妻の苦労知る

 川柳は考えるより想うよに

   2012年

 百年も前からあるよなスカイツリー

 孫いると信号守るおじいちゃん

 はや1年たったんだなと花を撮る

 党よりも人が問われる次期選挙

 ミミさんの母さんみたい八千代さん

 太蔵に行く末を見るチルドレン

 絶対に負けんぞ俺にはキミがいる

 ふう暑いそんな顔する温度計

 熊谷の気温を聞いて慰める

 ベランダのちっこいゾウリ孫を待つ


 行きつけの病院 飲み屋より多い

 万柳のゆるキャラにボクなりたいな(掲載400句目)

 ほしいのは墓石に刻みたい一句

 批判するよりも提案して野党

 役員が多すぎないかオリンピック

 嫌なこと見方変えたら好きになり

 来年の首相当てっこする銭湯

 グリーン車に3回乗ったのが自慢

 そもそもの発端ダンパと孫を見る


 闘病の孫に教わる懸命さ

 キムタクも中高年の仲間入り

 そのうちに女まさりという言葉

 病児から感謝と希望おしえられ
            (100点招待席5回目)

 今読むと教科書とても面白い

   2011年
 抱いているうちにだんだん孫になり

 女子穴と変換されたまま送り

 固定電話いつの間にやらお飾りに

 あれこれと資格取ったがそれっきり

 怒るでー言っていないで怒りなよ

 犯人の逮捕で終わらない遺族

 ネクタイの締め方いつしか忘れたよ

 エスカレータ後ろにピタッと乗らないで

 パンデミック何のことだかもう忘れ

 万柳のおかげでパッと目が覚める

 押し売りが圧倒される厚化粧

 孫ができ免疫力がグンと増し

 患者様なんて呼び方されてもね

 何だこれ?そんなメモ書き増えた僕

 ニュース見るたびに元気をなくす民

 落ちぶれたイチローあまり見たくない

 昔からヨロヨロしてるわけじゃない

 だっ誰だ!知らない人が庭掃除

 暇なのがばれてしまうねツイッター

 降りる駅までは混んでる通勤時

 大丈夫ですかと問えば小丈夫

 じゃあパパは仕事で百点取ってるの

 この夏は暑苦しい芸人(ひと)出さないで

 つっついにティッシュ配りに避けられる

 好結果出てる時だけグラフつけ

 お互いが怪しいヤツと見る闇夜

 偉そうに言ってはいるが実は運

 絶不調 孫の句だけしか浮かばない

 理念より恩義の小沢チルドレン

 ともかくだ早く政治をやってくれ

 手当出しどれほど子ども増えたのか

 政党が派閥程度に成り下がり

 先生が親訴えるそんな世に

 目立たないせいか今では地味ん党

 口軽いだからやらないツイッター

 鳩山さんあとは銅像建てるだけ

 大臣になるとおとなしくなるようだ

 孫を抱き平和をのこす責務知る

 首相ってあんなに軽いものなのか

 いい加減 総理も民意もマスコミも

 「お気に入り」女性下着のウェブサイト

匿名で醜ささらす掲示板

 メールより電話がほしい里の母

 万柳で朝礼のネタ仕入れてる

 心配はたいてい妄想なんですよ

 国民というがいったい誰なのか

 加害者の立場そんなのないだろう


  2010年
 深刻な記事のとなりに精力剤

 ウソばっか本の「絶賛!発売中」

 ユニークな名刺 保管の邪魔になり

 どんな意味「ベテランらしい技でした」

 まずまずはあまり良くないことを指し

 メチャ長い5秒 すぐ経つ1時間

 万柳と僕が生まれたのが115日(きょう)だ

 カセットとフロッピーまだ捨てられぬ

 文句より作句の方が楽しいよ

 伸び放題 才能だったらいいのにね

 家電品買い替え 時代の変化知る

 薄型のブームに乗ったわが頭髪

 この俺に抱きつく孫がいる不思議

 欲深くつれて苦悩も深くなり

川柳が自由に詠めるいいもんだ (月間大賞)

 回り道あること忘れ行き詰まり

 ニコニコとされても困る知らぬ人

 変わったねそういうあなたはバカのまま

 伸びるもの今はもう爪だけになり

イチローは上司にいいが部下はイヤ

 玄関を開けるとどこも個性的

 名称の通りに男子化粧室

 選ぶより値切る時間が長い妻

 将軍が「ふ」の字で座る天守閣

 驚いた亀が暴走するとはね

 老眼のメガネはあるの3D

 見合い写真「イメージです」と隅にあり

 ヘリコプター野次馬みたいに旋回し

 何よりの世界遺産はこの地球

 レコードがカセットテープ慰める

 犬にタマなんて名前をつけないで

 地デジ化もしてないうちに3D

◎今ここを生きる以外にないだろう

 几帳面キッチリ5分遅い人

 麻生さん野党の顔がよく似合い

 秀逸句なぜか大きく見えますね

 性格が寝癖に出てる亀井さん

 演歌にはどうもメールは似合わない

 メシうまくスタスタ歩ける今が華

 後ろからワッとやりたいお巡りさん

 土砂降りも鉄砲水も比喩たくみ

 銭湯で飲むならやはりビン牛乳

 木漏れ日が当たっているよな社民党

 使い捨てマスクをかける肝試し

 路地裏は2割も安い自販機茶


  2009年


 一人ひとり違うと気づき楽になり

 来賓の挨拶なくて拍手わき

 趣味悪い妻が選んだのが俺か 

 満面の笑顔は一人ではできぬ

 イチローを例に挙げてもピンと来ぬ

 うまいのは奪い合うよに食べるとき

 このオレに常識を説く非常識

 独特のなまえ競馬と宝塚

 ツユダクにしないと損と思う父

天才にコツを聞いても意味がない

 そこそこで良しとしましょう部下と株

 平凡であるが平均ではないよ

 裁判の官と員とにある格差

 通勤の時間なくなり句ができぬ

 還暦になっても爪はよく伸びる

 どうなるか気になる象の鼻づまり

 いま一番アブラ乗ってる妻の腹

 50円拾ってうれし定年後

 お役所は本人よりも三文判

 珍しいものほどなぜかすぐ飽きる

 一歳児獲物見つけたその目付き

 いっこうに思い出せない5年前

 関係が蜜になったと書いた彼

 漢字って絵文字の元祖だと思う

 懐かしの学校まずは保健室

 変なヤツ一人もいないのも変だ  

 理論ではできないことが勘ででき

20年使ったコート僕のよう

 頭にもゴミ箱ひとつほしいねえ

戦争がない日本は立派です

 もしここで地震がきたらと思う店

 いら立ちの色って言うがどんな色

 自然にはただの一つもゴミがない

遅筆だが請求書だけ遅れない

 天下りその言い方にみる不遜

 「もったいない」もうけるために使うなよ 

 演説を聞いて泣くとはうらやまし

 孫よりも割引セールとる女房

 小朝さんよくぞこれまで耐えました

 もう5年ファクスの紙補充せず

 状況に気分を掛けたのが株価

 親切にされて相手の名を覚え 

 キムタクか石川遼か迷う妻

 種まきを忘れ政治のせいにする


  2008年


 そういえばルーズソックス見なくなり

 選挙ネタあんなに出して肩すかし

 不便だね便利機能があるために

 ノーベル賞より賞金がほしいなあ

 鼻だけを見てると鼻が尻に見え

 肉体に心が宿り人となる

 あれば買う貧乏ゆすり充電器

 使用前みたいな顔で起きる姉

 女房と話す3文字あれば済み

永住といってもしょせん死ぬまでさ

 女房の鼻歌を聞きホッとする

 かば焼きで精をつけても当てがない

 まずおれがしっかりしなきゃ総選挙

  成果主義どこ吹く風のコネとカネ

  安倍さんは外野席なら威勢いい

 表彰式アシスタントに見とれてる

  新体操ラジオで聞いてもつまらない

 非番の日ショボンとしてるショべルカー

 ちょこまかと動くわりには席取れず

 ヨッコラショ言いそう古い自動ドア

 行く先が違い今日も同じ服

  二次会があるから続く趣味の会

  真と善ウソっぽいので美のみ追い

 有名人意外な人が同じ歳

 黙ってる親父はとても怖かった

 遺体でも古墳からなら許される

 トンカツは和食それとも洋食か 

  清原は今も現役だったのか 

 大正も昭和も残る路地が好き

 神様が少し休めという病気

 お疲れね口もチャックも開いている

 着くたびに降りるふりするのはやめて

 充電器一つになるとありがたい 

◎車だけ信号守る交差点

 靴をはけそういう君はパンツはけ
 
◎裁判に勝っても病気治らない

 あまりにもズボラであだ名社保庁に

 社保庁は連帯責任とってくれ

 接待にわいろそのうえ天下り

 オナラするためにいったん電車降り 

 待つ子らに買った土産は重くない

  2007年
 こんなのが本かと思う本が増え

 人の顔説明するの難しい

 医師足りず弁護士増えるイヤな世に 

 信号が黄だと渡れぬ年となり 

◎縁側に「ぬ」の字で眠るおばあちゃん (月間賞)

 警官がそっと近づく気味悪さ

 あんなのがテレビに出てる国である

 一発芸用に売れてる絆創膏

 下町のそば屋バイトも愛想よし 

 広告で遊んでいるなプランナー

 物置の美顔器やっと捨てた姉

 新曲が出るとゲストで顔をだす

 さすがプロお先にどうぞするダンプ

 さんまさん実は落語家なんだって 

 車なら4人殺(や)っても刑5年

 極まれり光熱水費に栄養費

 自分らの年金だけはミスがない

 人生は1週間の繰り返し

 大掃除畳をあげていた昔

 五十五かぁこの前二十歳だったのに

 コンビニに客がいないと寂しいね

 派手すぎて誰も近寄らない娘

 責任を減給だけで済ますのか

 休日は会社付近を避け通る

 カネ渡しさらに口止め西武劇

 アハハハハ光熱水費500万

 年とると短気なおると思ってた

◎天才と言われる人にある我流  (月間大賞)

 ヤな上司バレンタインは不二家チョコ

 怖いのは怒る人より黙る人

 四男がご難となった慎太郎

 くぎ一本打っただけだがこの便利

 権力の椅子が公私を忘れさせ

 平等じゃないよ女性専用車

  2006年
 理屈ではなく共感で人動き

 英語より川柳をやれ中学生

 風景に値段をつける嫌なクセ

 痛い目にあってわかればいい方だ

◎ヤなニュースまるで迷惑メールだね

 (ひねのりの名前気になり眠られぬ 田中勢津)

 心配をしてもなんにも変わらない

 人生を楽しむことを忘れてた

 政治には信条よりも新庄か

 格言を信じていつも損をする

 判断が面倒なので「よし」と言い

 海じゃなく海のかなたを眺めてる

 飽きっぽさ象徴してるお気に入り

 露鵬より亀田の礼が気にかかり

 選者にはゴマをすってもダメみたい

 川淵さん小泉さんも辞めますよ

 ハキハキと答えるわりに的外れ

 事件よりヒトを追ってる週刊誌

 3回も運が続けば実力さ

◎偽善でも助けてくれてありがとう

◎200円得した妻のデカイ声

 20年掃除してないベッド下

 ポケットにしまうとポンとたたくクセ

 美しさ花の大小ではないね

 めくるめく一体どんな感じだろ

  2005年
 赤い花目立たせている葉の緑

 変な夢見ていたなあとネゴト言い

 食べものに今も釣られるおじいちゃん

 神様はウンコをくさくなぜしたか

 結局は自分にタネがある悩み

◎102歳何をやっても褒められる

◎運だけで何とかなったのが不運

 多機能のために余計な手間取られ

◎くびれるとなぜスタイルがいいんだろ

◎政治家のお世話になったことがない

 責任の回避にヤッキ記者会見

 入り口の混雑知らぬ中の席

 食えなくて教授をやっている作家

 競争の結果を示す自然界

 亀井さん党を作ればいいんです

 限りなく幸せ求めている不幸

 ファックスの表紙は要らん無駄なだけ

 あの人が宣伝してるから買わぬ

 タレントのその後気にして何になる

 出馬っていうが確かに馬程度

◎演歌聞き吹き出しよったわが娘

 哲学書読んでるときはカバーせず

 同じこと何度も言える家族あり

 どしゃぶりのフリマで妻は買い叩き

◎嘆かわしこれが民度か掲示板

 サッカーに勝ったくらいであの騒ぎ

 番外にいると順番が気にならぬ

 店長がペコペコしてる店が好き

  2004年
◎あまりにも精神的なおチンチン

 1日を1日かけて使い切る

 妻よりも手ごわい敵になった二女

 扱いが普通で怒る元議員

 性格は昔のまんまはげただけ

 発明者ついに対価の額を知る

 妻が出て押し売りスゴスゴ退散す

 化粧品3倍使うおかあさん

 座れないときは美人の前に立つ

 会社だけ景気回復したみたい

 ハンガーに掛けた背広に我を見る

◎ああまたも選挙のためかウンザリだ

 コニシキが満員電車に乗ってきた

 歯ブラシの換えどきに見るわが家計

◎棄権するそれを喜ぶ党があり

 職業の顔にだんだんなる不思議

 5倍もの格差あっても民主主義

 被害者も悪いと思うときがある

 純ちゃんのおかげでテロが身近にも

 年寄りが決める野球はやめようぜ

 ナべツネが何か言うたびアンチ増え

◎ひっそりと咲いてる野草なんてない

 どうしても許せぬヤツがいる不幸

◎これもヒト公衆便所の汚れ方

 使わなくなると不便になる機能

 仕事終えよくできましたと独り言

 わがことでなければすベて小事なり

 母スーパー父は球団気にかかり

 養殖のようなボインのグラビア嬢

 ヤな癖を個性と思うことにする

 偶然に隣りに座った人のクセ

 不調だなわが句がみんな良く見える

 これいいね人から言われやっと知る

 強制で学んだものは残らない

  2003年
 わからなくなると自然に眠くなる

◎出し惜しみしているうちに出なくなり

 「官能美」ハテサテどんな美しさ

 もともとは誰の土地でもないのにね

◎性格をピタリと当てる下足番

 子を産んで瞳が深くなった妻

◎出すだけの通帳となる明日からは

 多機能であるのに給料安いボク

 買い替えを促すための使用期限

 将棋にはガッツポーズが似合わない

 大相撲気づかぬうちに終わってた

◎経験があるから言う人言わぬ人

 鼻の下ぐぐんと伸ばし野茂投げる

 不幸などお構いなしに出る小便

 平均にだまされないぞオレはオレ

 きれい好きトイレの前に手を洗う

 どちらにも似合っていないぺアルック

 この暑さよく抱きついておられるな

◎お話をいっぱい聞いてくれた母

 デカイほどしおれたときの情けなさ

 してやったことだけ誰も覚えてる

 いいようでよくない汚れないパンツ

 焦点が手の長さ越え本読めぬ

◎昔から能力主義の自営業  (月間賞)

 また来たの医者からそんな顔される

◎食べたことない人だけが買っていき

  2002年
 明日があるぐうたら者の言い訳さ

 大阪のおばちゃんという代名詞

 残すもの千に一つもないメール

◎それぞれにフリをしている電車内

 改革をすれば誰でもいいんだよ

 職決まり妻待つ家に急ぎ足

 あの議員出す選挙区にある事情

 謝っていればいいんだ日本では

 俺の名でヤフー試しに検索し

 威勢よく出る小便を横で聞く

 唇に色をつけるという文化

◎孫ついに硬貨と札の違い知る

 今だけの時間が子らと過ぎている

 昆布ってダシが海へと出ないのか

 女房にゃ頭もナニも上がらない

◎母だけにわかる親父のありがとう

 存在を感じさせない名審判

 女房の大損したは200円

 行事より弁当心配してる母

 寄付の字をよりつきと読む株オタク

 人並みに親バカだった鬼社長

 金銀で飾り心を支えてる

 方言で言うしかないねこの気持ち

 席を取るスピード祖母は衰えぬ

 ゴロ合わせする気になれぬ11桁

 もし俺が女だったら嫌いだな

 大声を出すほど人は聞いてない

 日本地図逆さに張ると落ちそうだ

◎眠ってるときが幸せとはいかに

  2001年
 新世紀頭の中は旧世紀

 嫌なこと楽しいことに変える知恵

◎運のない人にふられた運のよさ

 ただ一歩踏み出すだけで新世界

 叱る父包む母いて子は育つ

 マスコミの扱い次第で大事件

 欲がない天下無敵の秘訣なり

 花という生殖器官じっと見る

 百年も一秒前も過ぎたこと

 ついにオレ課長になった課長だぞ

 楽しいね選挙が来るよ楽しいね

 税金でなんとカラスの滑走路

 いつまでも不況のせいにしておれん

 細君と呼ぶにはちょっと太ってる

 ワイドショー余計な心配ばかりする

 ニコニコとしてる母にもドラマあり

 上様は英語でなんと書くんだろう

 マスコミと言っても記事は人が書き

 そう言えばインパクやっていたんだね

 本人も作品である芸術家

 そのほかの見方もないか考える

◎虫メガネじゅうたんのぞき後悔す

 基本ほど続けることが難しい

 パソコンで飯は炊けぬと釜が言い

 部長より妻の「ちょっと」がおっかない

 飽きないねゴハン味噌汁ノリ納豆

 裸にはどんなオシャレも敵わない

 農業をやるという友目に力

 少しでも楽しくやった人の勝ち

◎アンマ機で妻を待ってる百貨店

2000年投稿スタート
 提案に一度は文句言う課長






  100点招待席 7回目
    (2017年7月)
 ひっくりこけても前に進もう

  100点招待席 6回目
    (2014年12月)

 万柳で発想力を磨いてる 

 
 100点招待席 5回目
    (2012年1月)

  病児から感謝と希望おしえられ 

 
 100点招待席 4回目
    (2010年3月)

 万柳湯イらイらクよクよ流し去り

 100点招待席 3回目
    (2008年4月)

 この道にともに奏でる人がいて

 100点招待席 2回目
    (2006年1月)

 一滴も外にもらさぬ小便道

 100点招待席 1回目
    (2004年3月)

 こころコロコロころがれこころ

     一日指定席 
    (2002年2月)

 大将と宮本センセと久喜川(くきせん)と

 この軽さ君と二人で持つ荷物

 日常をサラッとすくう目がほしい



月刊 ビッグコミックオリジナル「川柳虎の皮」掲載句
選者・業田良家氏  ◎…特別大賞(誌上で漫画化された)


  2009年
 
  12月号にて
  連載終了

飽きぬよう水も空気も味がない

 あれば買う空腹に効く飲み薬

 弱い者同士のケンカ終わらない

 親切に言ってくださりバカヤロウ

 50歩と100歩では差がありすぎる


 戦闘機カッコいいから困るんだ

  2008年
 ニュースづけ現代病の一つなり

 人柄に勝る能力ないようだ

 言葉には力があると知る川柳

 小便のおかげでできる小休止

 カップ麺「ごちそうさま」が似合わない

  大好きだ上手いも下手もない散歩

  思い出を写した人は忘れられ

 これという味がないのにうまい水

 一頭と呼びたいような猫が来る

◎せぬ方がよいほどネクタイ汚れてる

 「寒いね」と声を掛けあう温かさ

  2007年
 車内化粧ハナクソほじるようなもの

 子を持って初めて神に手を合わせ

 空腹と眠気に勝った人はない

 かゆいのが表面だけでよかったね

 女房を待ち受け画面にされトホホ

 報道に反応しすぎ日本人

 空気にも色があったらややこしい

  2006年
 自分との約束もっと守れない

 人道的配慮を妻もしてほしい

 テレビを消せば平和な日本

 光秀のおかげでボクが居るのかも

 負け方のへたな相手で苦労する

 10センチほどもいるのか傘の先

 ノーベル賞俺の分野にないだけさ

  2005年
 電器屋のタコ足配線こりゃすごい

 自治体が黒字出すのも変だねえ

 結婚の資金いつしか老後用

 子が病気無神論者が手を合わす

 オネエチャン!連呼に妻が振り向いた

 子の老後までも心配してる母

 女子トイレ入ってみれば臭いだけ

 「お噂はうかがってます」その目付き

 天守閣ウンコはどこでしたんだろ

 折り込みが500gも入ってた

  2004年
◎同じ人二度と創らぬ神のワザ

 大海をいつも目指している水よ

 ネクタイが汁を吸ってる酔っ払い

 お母さんいないと饒舌お父さん

 大家族しぜんと割り算強くなり

 一輪の花にも神の創造力

 かっこつけ自分をオレと呼ぶ園児

  2003年
 父の字は笑って泣いているような

 撮られるが写真もらったことがない

 金ヅルと思って引くとヒモだった

 「支配人」スゴイ名称つけたなあ

 この人とこんなに長く続くとは



サラダハウス「みんなの川柳」掲載句 選者・宮本佳則氏 ◎…秀逸

  2005年
◎平凡なことに気づいた帰り道

  2004年
◎聞く耳は心の中についている

  2003年
 モノのない時代だったがあった夢

 不況にも欲の芽だけはよく育ち

 外食に出たが結局家で食べ

 気がつくと逆転してた家庭の座

  2002年
 運ですと謙遜したがフォローなし

 勝てません面白がってやる人に

◎便利さが持ってる強い副作用

 幸せはずっと前からそこにある

 激安を買って気持ちも安くなり

 春は来るそんなたとえを信じ待つ

  2001年
 バカだった演歌の文句真に受けて

◎着々と貧乏力がついている

 もうセンセ寝てもいいですあと6年

◎母の目がおいしいかいと聞いている

  2000年
 要介護認定決める演技力

 百円で買った古本座右の書

 自分のは値段で選ぶおかあさん

 金もない偉くもないが夢一つ



「サラ川」傑作選いのいちばん(講談社)掲載句
選者…山藤 章二氏, 尾藤 三柳氏, 第一生命 

  2001年
 座れたと思ったところへ老婆来る

 サラ金のティッシュ配りに無視をされ

 英会話度胸はいいねと言う講師

 寝た姿妻は「大」の字オレ「も」の字

 名案だしかしそいつを誰がやる



      
 不老不死こんなものかと見る造花 (仲畑流万能川柳 宮本佳則)
  
 見事な句です。まさにクリエイティブです。不老不死を逆の視点から

 鋭くうがち、かつ人間を花にうまくたとえています。


 こんな鋭い着眼や発想をする宮本師に刺激を受け、川柳を始めたのが

 2000年3月。以来、川柳にどっぷりです

 


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