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田中耕一さんさとう秀徳      
   

   
 
               
  
              2002年10月31日  ノーベル賞受賞祝賀会にて 
 
田中耕一さんがノーベル賞を受賞したとき、私は大学の同窓会の役員をやっていた関係で、その祝賀会

に出席する機会を得ました。 
 
田中さんと名刺交換をするとき、主任最後の日ということなので、「主任」の肩書のついた名刺をいた

だこうとしました。 
 
ところが、使いきっており「フェロー」の肩書のついたものをいただきました。「主任の肩書の名刺が

欲しかった! 珍品だったのに……」   

 
 
           「常識にとらわれるな」
 
この言葉は田中耕一さんの言葉です。まったくその通りです。常識や固定観念にとらわれず、柔らかい

発想をしたいですね。 

田中さんは、「たんぱく質解析の新技術の開発」により受賞しましたが、この大成果は間違いによる

偶然から生まれました。 

たんぱく質に関する実験をしているとき、別の実験で使う溶液を混ぜてしまい、「捨てるのはもったい

ない」と実験を続けたところ、新しい発見に至ったのです。 

ヒョウタンからコマならぬ失敗からノーベル賞ですが、よくある話です。ノーベル自体、失敗からダイ

ナマイトを発明しましたわれわれも失敗を活かすようにしたいですね。


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