Tシート(進む発想シート) | ||||
■進む発想のすすめ方 (書いて発想する) アイデアを考えるとき、通常はただ頭の中だけで考えています。 これでは思うようにアイデアが出ません。出ても思いつきのアイデアしか出ません。 アイデアが出るにはペンが必要です。ペンを持ち書けば発想が広がりアイデアが出ます。 実際、わたしの研修の受講者の多くが「ペンを持ったらすんなりアイデアが出た」と 言っています。ペンの力はとても大きいのです。以下、ペンを手に書いて進めます。 あるカメラ屋さんのことです。コンパクトカメラの売上が芳しくありません。 そこで、このことをテーマとして提起しました。 そして、「何が大事か」と自問し、「お客さんに喜ばれるサービスをする」と 要点をはっきりさせました。 これをもとに、「子どものいる家庭に喜ばれるサービスをする」と目標を定めました。 子どものいる家庭に的を絞ったわけです。 続いて、アイデアを出しますが、ただ考えてもアイデアは出ません。 アイデアが出るにはヒントが必要です。ヒントとは目標に関する状況や声です。 たとえば「子どものかわいい写真を撮りたい」というお客さんの声をヒントにします。 書きます。そして、読みます。 すると、たとえば「子どものかわいい写真の撮り方教室をひらく」とアイデアが出ます。 出てきたアイデアを書きます。 このアイデアは、子どもや孫のかわいい写真を撮りたい人の心を確実につかみます。 喜ばれます。結果、売上アップにつながります。グッドアイデアです。 以上、書いて発想する(進む発想をする)ことでアイデアがスムースに出てきます。 書いて発想するのに便利なのが、以下に示すTシートです。進む発想シートとも 言います。 なお、Tシートを使った発想法をT発想法(別名 進む発想法)と呼んでいます。 ■Tシートの作り方
■Tシートの使い方 (T発想法の進め方) @目 標 … 目標(目指す所)を的確かつ具体的に書きます。できるだけ期限を入れます Aヒント … 目標の達成に必要なこと(状況や対象者の声)を具体的に書きます Bアイデア … ヒントを読み、出てきたアイデアを具体的に書きます 上に挙げた事例の場合、次のようになります。それぞれTシートの各欄に書きます。 @目 標 … 子どものいる家庭に喜ばれるサービスをする Aヒント … 子どものかわいい写真を撮りたい Bアイデア … 子どものかわいい写真の撮り方教室をひらく 以上の通りです。あなたもTシートを活用してアイデアを出してください。 |
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